株式会社ジェイエムシー JMC Co.,Ltd.

原材料紹介

  • 霊芝胞子破壁粉
  • 冬虫夏草菌末
  • 田七人参粉
  • 熟成ニンニク粉末
  • 鎮江香醋エキス末
  • ナノ天然アミノ酸
  • サジーエキス末

その他原材料一覧

冬虫夏草エキス末・冬虫夏草ガリック粉末・鎮江香醋もろみ粉末・蜜蜂花粉・アガリクスエキス末・サジーエキス末・
秋ウコン粉末・霊芝菌エキス末・板藍根顆粒・レスベラトロール(葡萄皮抽出)・プロポリスエキス(超臨界抽出)・
ビルベリーエキス末・田七人参・田七人参粉

冬虫夏草菌末

       

冬虫夏草とは

「冬虫夏草」は、古来中国では不老長寿・強精強壮に役立つ食材として、珍重されています。冬は虫として、夏は草として姿から「冬虫夏草」と名付けられ、中国では蟲草(ちゅうそう)とも呼ばれています。
中国の四川、雲南、チベットなどの高山地帯に棲息し、多量に採取ができず、高額なので容易には手に入れにくいのが現状です。
医食同源の中国では、古くから注目され医薬ばかりではなく、王宮料理にも使われて来ました。フランスのトリュフと並ぶ世界最高の珍味としても知られています。

別 名

虫草・冬虫草・夏草冬虫

源 基

バッカクキン科の植物、冬虫夏草菌 (Cordyceps sinensis Berk) Sacc の子実体と、その寄主である鱗翅類コウモリ蛾科の昆虫コウモリ蛾 (Hepialus armoricanus Oberthur) の幼虫との複合体。

形態・特徴

冬季に、冬虫夏草菌糸が土中のコウモリ蛾の幼虫の体内に侵入し養分を吸収する。虫体は菌糸充満によって死に至る。
夏期には、幼虫虫体の頭部から子実体が伸びてきて土面に露出する。子実体は単生であり、形状は細長い棍棒型。長さは4~11 cm。結実部(子実体頭部)は、ややふくらんだ円柱形をなしている。柄部は長さ3~8 cm。表面は深褐色で、断面は白色である。
柄の付け根の部分は土中にあり、幼虫の頭部とつながっている。虫体は深黄色で、形状は細長い円柱状。長さ3~5 cm。20~30の環節があり、腹面に8対の足をもち、第三齢のカイコに相似する。においはかすか、味は淡い。

生息分布

高寒山区、草原、河谷、草むらに多く生息する。分布は、甘粛・青海・四川・雲南各省及びチベット自治区。

採取・加工

夏至の前後、子実体が雪表面に露出し胞子がまだ飛散しないうちに、山に入り採取する。時期が遅いと、雪が溶け雑草が茂って見つけにくくなるうえ、土中の虫体は枯れ萎んでいるので薬用に適さない。
採取後、虫体及び子実体を掘り出し、湿気が残っている状態で泥と虫体の皮膜を除き、火であぶって乾かすか天日で干す。または、黄酒を吹きかけて柔らかくし、真っすぐに伸ばしてから7~8本ずつ赤糸で束ね、それを更に200g 程度ずつに束ね(いわゆる把虫草である)、炭火であぶり乾かす。

人工培養

  1. 1. 寄主の飼育
    虫草コウモリ蛾の飼料を供給するため、自然及び人工法によりムカゴトラノオ を栽培する。更に、ニカメイガ幼虫の人工飼育法を
    参照に無菌条件のもと、培養基に虫草コウモリ蛾を飼育する。
  2. 2. 寄生菌の人工培養
    胞子分離法及び組織分離法による菌種を使用する。培養基は、コメ・大豆粉以外に虫草コウモリ蛾及び冬虫夏草成分を詳細に分析
    した上、最適な培養基を配合する。
  3. 3. 人工ワクチン
    成虫飼育と菌の培養過程を完了後、虫草菌が虫草コウモリ蛾幼虫に人工的に寄生できる最適期を把握するためワクチン実験を行う。
    これにより、寄生率を著しく高めることができる。寄生された虫体の子実体を生長させるため、子実体の最適条件(高山・雪線地帯の
    温・湿度変化と光照度)を研究しなければならない。
  4. 4. 深層培養
    発酵液から冬虫夏草の有効成分(虫草酸・虫草素)を得ることを目的とする。

化学成分

虫草酸(cordycepic acid,CHO は1,2,3,4,5 - 四経基環己酸とする)約7%、蛋白質約25%、脂肪約8.4%を含む。更に冬虫夏草酸には、ローマントールが含まれていることが証明されている。その他にも、虫草素(Cordycepin) 及びアミノ酸18種類(アスパラギン酸・トレオニン・セリン・グルタミン酸・プロリン・グリココール・バリン・メチオニン・ロイシン・イソロイシン・リロン・フェニルアラニン・リシン・ヒスタミン・アルギニン・シスチン・システイン・トリブトファン)を含む。有機成分は、麦角ステロイドアルコール・過酸化物・コレステロール・バルチミン酸・ステアリン酸・アデニン・核 ・ウラシルなど。更に十数種類の微量元素も含まれる。

薬理作用

  1. 水浸剤には、動物の気管支平骨筋拡張作用及び喘息鎮静作用が顕著にみられる。腸・子宮・心臓に対して抑制作用もみられる。
  2. 血管に対する直接な作用は明らかではない。血圧に対しては、静脈注射は僅かな血圧降下がみられる。腹腔及び筋肉注射では一様に如何なる作用もみられない。
  3. ラットに対しては、鎮静及び催眠作用がみられ、毒性は極めて低い。
  4. 抑菌試験
    アルコール侵出液は、1:4000と1:10000濃度の時体外試験で、結核菌HRVに対して明らかな抑制作用をもつ。水煎剤は、肺炎球菌及びある種の病性真菌に対して抑制作用がみられる。虫草素(コルジセビン)には、試験管内において、連鎖球菌・鼻疸バチルス・炭疸バチルス・豚の出血性敗血症バチルス及びブドウ球菌の生長抑制作用がみられる。虫草には、鎮静・抗炎・コレステロール血清降下・血糖値向上作用がみられ、摘出した気管に対しては拡張作用、摘出した回腸に対してはホルモン様刺激作用がみられる。その他にも、ラットの腹腔大食細胞(マクロファージ)の食欲活動向上作用、リンパ細胞の排斥反応抑制作用及び腫瘍に対して抑制・予防作用がみられる。

性 味

甘、温、肺・腎臓の強壮

主治用法

  1. 肺結核咳嗽・喀血・虚喘・寝汗・遺精・インポテンツ・腰膝病・病後の長期にわたる虚弱。用量一日4.5~9g。水叉はお湯にて服用。
  2. 注:1. 冬虫夏草には、肝臓病・できもの・皮膚病などの治療に効果がある。虫草菌末には、人の鼻咽腫瘍細胞の生長に対して
    抑制作用がある。虫草菌製剤 には、原発性血小板減少症の治療に効果があり、患者の血小板数値を高める作用がある。
    臨床症状の改善の総治療効果率は88.33%である。神経衰弱霊芝チンキ1日3回、毎回10ml服用
  3. 2.冬虫夏草は現在人工栽培によって、子実体萌芽抽出が可能となっている。
  4. 3.虫草は現在、人工発酵法を用いて菌糸体を培養している。中国国内ではすでに人工菌糸体を使用している「金水宝」という製剤が
    広く普及している。
  5. 4.冬虫夏草は、偽品が多く出回っているので注意が必要である。

冬虫夏草の主な偽品

  • ● 亜香棒虫草 (Cordyceps hawkesij Gray)
    虫体の形状はカイコに相似しており黒褐色で、体表には横皺を生ずる。子実体結実部は楕円形。茶褐色で湾曲している。
    安徽・江蘇・湖南・湖北・河南・貴州など各省で、冬虫夏草として売られていることがある。
  • ● 涼山虫草(Cordyceps liangshanensis Zang, Liu et Hu)>
    虫体は大きく褐色或いは暗褐色。子実体の多くは単一で、柄は非常に細く曲折している。長さ20~30cm,径1.5~2.5cm。
    結実部は楕円形或いは棍棒状。主に四川省雷波に産する。
  • ● 香棒虫草(Cordyceps barnesii Thwaites)
    主に山西省垣曲に産する。
  • ● 蛹草(北虫草) (Cordyceps militaris L ex Fr Link)
    寄主は夜蛾科の幼虫で(蛹)になってから菌糸の充満により死に至る。虫体は楕円形の蛹の形を呈している。子実体は蛹の
    虫体頭部から伸び出てくる。長さ5cm程度。肉質出棍棒状。先端部はややまるく橙黄色或いは朱橙色。柄は細長く円柱形。
    元来の主産地は吉林省土門嶺。現在は、河北・安徽・広西・雲南各省で出回っている。
  • ● 地蚕 (Stachy geobonbycs)
    地下塊茎は紡錐型を呈しており、両先端部は尖っている。長さ1.5~4cm、径3~7mm。皺があり、ねじまがっている。
    体表は、黄白色~褐黄色で4~15ほどの環節があり、節上には僅かに状芽痕及び根痕が見て取れる。燐片葉は褐色。
    質は脆く折れやすい。断面は、平坦であり白色。気無で、味は僅かに甘い。水に浸すと膨張し、結節状を呈している
    のがはっきり分かる。広西地区では、地蚕の地下塊茎を虫草及び土中草と偽って売られている。
  • ● 広東省には、小麦粉・トウモロコシ粉・石膏を使用して、鋳型加工した偽冬虫夏草がある。
    形状は冬虫夏草と相似している。表面は黄白色で環節は、はっきりしており、断面は一様に整っている。気弱で、
    長時間噛んでいると粘り気が出てくる。ヨード液につけると、たちまち藍色に変色する。

人工培養冬虫夏草菌糸体の成功

冬虫夏草は成長環境が非常に特殊であるから、自然寄生率が低く、採取できる量はとても少ない。中国医療、健康産業界は「健康ブーム」と相まって市場の需要が激増するため、浙江省政府、浙江省科学委員会は“冬虫夏草菌株深層発酵と薬用研究”を課題に医薬研 究グループを設立した。 本課題は1983年9月から新たにスタートし、1985年4月に人工培養冬虫夏草の技術を確立させた。

冬虫夏草菌糸体の安全性

  • ● マウス経口LD50値
    胃に注入57.90±1.94g/kg、腹腔注入組17.8±1.47g/kg
     孫氏改良寇氏急性毒性試験法
  • ● 亜急性毒性試験
    試供品を臨床用量の100、40と20倍の3水準30日間マウスに投餌した。
     いずれの投与群においても主要臓器などに異常は認められない。
  • ● 変異原性試験結果
    試供品2.500㎎/㎏、1.000㎎/㎏、500㎎/㎏の3水準5日間強制経口投与
     した。マウス睾丸染色体奇形試験は陰性。試菌2株につき、復帰変異
     コロニー数の増加は認められない。
  • ● 臨床応用200例
    毒性副作用は認められない。

培養冬虫夏草菌糸体(菌末)製品の特長

1.青海玉樹産新鮮冬虫夏草菌 [Cordyceps sinensis(Berk.)Sacc.]より分離培養したバッカク菌科コウモリ蛾
Cs-4菌株(Paecilonyceshepiali chen&Dai)。生長性が速い、免疫性を持つ菌糸体。
2.冬虫夏草菌糸体と培養液を乾燥して粉末化した原料。天然産冬虫夏草の成分及び生理活性と相似して
いる。しかも、安定性が優れている。培養の冬虫夏草菌糸体抽出液をペーパークロマトポーラログ
ラフィーによって7個Rf値が天然ものと相似している。吸光光度法の測定によると最大吸収点は二者
共に258㎜波である。冬虫夏草の主要成分であるエルゴステリン、デオキシリボシド、デオキシマン
ニトールとウラシル、ウラジン、アミノプリン、アルカロイド、アデニンリボシト、を測定した。
結果、二者の成分は基本的に一致している。但し、培養冬虫夏草菌糸体は天然物にないアデノシ
(3.55mg/g)を含んでいる。その他、豊富なアミノ酸と微量元素の含有量の比率も非常に近い。
3.臨床において、その生理活性は二者共に相似している。
4.年産300トンの大規模な工業化によって、長期安定供給とコストダウンに成功した。トータル品質管理
に基づいて、1989年浙江省薬品検査所の検査に合格、浙江省唯一指定の冬虫夏草菌糸体医薬品原料と
健康食品原料。
5.当製品は中国星火計画成果金賞を始め、全国20の賞を受賞されており、広島アジア大会中国選手団の
指定商品。

培養冬虫夏草菌糸体

冬虫夏草菌末の使用方法・用途

  • 健康食品として、粉状態1日の用量は2g~8g。
  • サプリメントとして、カプセルや錠剤に広く応用可能。
  • その他。

冬虫夏草菌糸体製剤の臨床応用

本資料、臨床成績は(株)ジェイエムシーより協力した冬虫夏草菌糸体についての臨床結果であって、同じ冬虫夏草であっても品種を異なる場合は参考になりません。冬虫夏草菌糸体は、中国国家星火計画(プロジェクトNo.87-537)、によって開発した新原料です。その有用性については、すでに中国衛生省・国家医薬管理局が認めました(浙科一字(85)138号、浙衛薬発(85)100号、浙薬総科(85)130号)。

臨床薬用作用について

  • 人工培養冬虫夏草菌糸体製剤の臨床応用
  • 冬虫夏草菌糸体の免疫薬理作用
  • 高脂血症に対する冬虫夏草菌糸体の臨床的検討
  • 慢性腎不全T細胞サブセットに対して冬虫夏草の影響
  • 活動性慢性肝炎に対する冬虫夏草菌糸体の治療効果観察
  • 小児不整脈50例に対する冬虫夏草菌糸体の治療効果観察
  • B型ウイルス性肝炎83例に対する冬虫夏草菌糸体の治療効果観察

臨床治療効果及び応用範囲

  1. 心血管疾患
  2. 肝臓疾患
  3. 腎臓疾患
  4. 血液疾患
  5. 呼吸系統疾患
  6. 抗腫瘍薬物の補助として
  7. その他疾病(肺結核、せき、痰の多いせき、空せき、貧血、血痰、喀血、吐血、胸痛、冷え症、腰痛、下肢無力症、座骨及び筋骨のしこり、疼痛、陰萎、遺精、腎臓病、神経衰弱、神経胃痛、胃けいれん、嘔吐、吐き気、食欲不振、食欲減退、めまい、虚汗)など。

冬虫夏草菌糸体の免疫薬理作用

  1. 免疫臓器に対する影響
  2. 単核―マクロファージ機能に対する増加作用
  3. 体液性免疫機能に対する増加作用
  4. 細胞性免疫機能に対する調節作用
  5. NK細胞(nature kilercell)活性の増加作用
    高脂血症に対する冬虫夏草菌糸体の臨床的検討・慢性腎不全T細胞サブセットに対する冬虫夏草の影響・活動性慢性肝炎に対する冬虫夏草菌糸体の治療効果観察・小児不整脈50例に対する冬虫夏草菌糸体の治療効果観察・B型ウイルス性肝炎83例に対して冬虫夏草菌糸体の治療効果観察・冬虫夏草菌糸体の培養及び薬効の認定

依頼者

浙江省科学委員会 国家級星火計画(プロジェクトNO.87-537)

主管官庁

  • 浙江省科学委員会 浙科一字(85)138号認定
  • 浙江省衛生庁   浙衛薬発(85)100号認定
  • 浙江省医薬総公司 浙薬総科(85)130号認定

研究指導

中国科学院微生物研究所 研究グループ

リーダー

浙江省中医(漢方)研究所

サブ

浙江省医学研究院薬物研究所、浙江省中医院、浙江省医科大学、浙江省農業大学、浙江省薬品検査所、浙江省技術物理研究所、杭州市中医(漢方)院、杭州海軍療養院、杭州第二中薬公司、杭州市第一人民医院、杭州市赤十字会医院、上海市中医(漢方)院、上海市中心医院、上海市師範大学、上海医薬工業研究所、上海市第一人民医院、上海市第一医学院付属中山医院、北京市腫瘤研究所。

協力者

株式会社ジェイエムシー、杭州保霊健康食品有限公司。
以上の研究成果を1985年4月28日の技術認定会で認定された。その結果を国家科学委員会、衛生省、国家医薬管理局に報告された。抄本を衛生省薬典会、衛生省薬品生物製品検定所、中国薬材公司、国家医薬管理局医薬科学技術情報研究所に送られた。米国のアメリカ食品医薬品局(FDA)にNO,1962294****を登録された。2006年長崎大学大学院医歯薬学総合研究科、薬学部で中島憲一郎教授が日本国内の30ヵ社から収集された冬虫夏草菌末に対して、主要な栄養成分である核酸化合物アデノシンやアミノ酸などを分析された。注目されているのは、株式会社ジェイエムシーから提供の冬虫夏草菌末(菌糸体)です。同年9月13日の健康産業新聞に「優れた健康食品素材」の記事として、記載された。

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