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板藍根について 「本草綱目」によると、アブラナ科の植物で菘藍(ショウバン・ホソバタイセイ)の根で温暖な気候に適し、土層が深くて厚く、排水の良好な砂質壌土および腐植質壌土で育ちます。 高さ 40~90cmにまで成長します。薬材や健康食品材料として使われる根は細長い円柱形で長さ 10~30cm、直径3~8cmがあります。表面は浅灰黄色で粗く、縦じわ及び横向きの斑痕があります。 主な産地は中国の河北省や江蘇省などのところです。 |
日本では菘藍または大青とも呼ばれます。五月頃に小さな十字状の黄色い花を咲かせます。食品材料とするのは根茎及び根と葉(大青葉)で、古くから幅広くに用いられてきました。 「板藍根」という名前は日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、菘藍は生薬を発酵させ、空気にさらすと酸化して藍色になることから、日本でも古くから藍色の染料として用いられてきました。日本の天然色として今も愛されている藍染めの歴史は古く、奈良・平安時代にさかのぼります。 日本に木綿が広く庶民にも普及した江戸時代中期には紺屋と呼ばれる染物屋が数多く出現し、武士が鎧のしたにつける下着や、農民の野良着やもんぺなどの仕事着にも藍染めが使われました。これは藍の色合いの美しさばかりではなく、藍染めには切り傷や虫さされから身を守り、毒グモヤ毒ヘビなどが近寄らない効用があったからです。実は虫さされなどに対する解毒・消炎作用という隠れた実用性を持っていたというわけです。 「板藍根」は、中国ではどの家庭にもある常備薬で、外出から帰ったら板藍根の煎じ液でうがいをする習慣があり、また健康茶としてふだんから愛飲されています。特にカゼが流行する冬場には、学校でもカゼやインフルエンザの予防として板藍根でうがいをさせる光景が見られます。 気候が変わりやすい春先は、各種の感染症などにかかりやすい季節ですが、中成薬にも解熱作用と抗菌作用を併せ持ち、抗生物質とよく似た作用がある生薬があります。一般に「清熱解毒薬」といわれる板藍根をはじめ、金銀花などが代表的で、抗ウイルス作用もあるため、インフルエンザにも使用されています。 1988 年に上海で A 型肝炎が大流行した時に予防と治療に大活躍したのが板藍根でした。この時は上海市や中国全土の薬局から板藍根が消えたという話が、今も語りつがれています。 2003 年、新型肺炎(SARS)の発生で中国のインフルエンザに予防薬と免疫力強化の健康食品として大活躍したのが板藍根と金銀花でした。北京市や中国全土の薬局では板藍根が売り切れてしまいました。 板藍根の主要成分 [使用部分]: アブラナ科の 2 年草の植物、板藍根を乾燥したものを使用 [学 名]: lsatis tinctoyia L. [中 国 名] : 板藍根 [日 本 名] : リュウキュウアイ(馬藍)、タイセイ(松藍) [ 主 成 分 ] インディルビン インディゴチン、インディゴチン インドキシルーβーグリコシド、βーシトステロール イサチン、植物性タンパク 樹脂状物、糖類、グラム陽性及び陰性菌に対する抑菌物質。 |

板藍根顆粒について ⇒ 防腐剤、着色料、香料などは一切使用していません。 北京同仁堂と株式会社ジェイエムシーの共同開発による、かつてアメリカ・ヨーロッパに輸出されている製品にさらに改良を加え、日本のお客様に向けた特別仕様の健康食品として、製造した板藍根顆粒です。 「板藍根顆粒」は 1包に2gあり、生薬換算で「乾燥板藍根」が 4700mgを含有している高濃度のエキス顆粒です。 |

北京同仁堂は1669年創業、351年の歴史を持つ中国最大の漢方薬メーカーです。 北京同仁堂が原料を厳選し、製造された漢方板藍根は中国全土ではなく、世界中にもとても人気がある漢方薬として大活躍しています。 |
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商品の規格 栄養成分表示(1 包あたり) |
名称 | 板藍根加工食品 | ※ | エネルギー | 7.27kcal |
商品名 | 板藍根顆粒 | ※ | タンパク質 | 150mg |
原料名 | 板藍根エキス・デキストリン | ※ | 脂質 | 2.0mg |
原産地 | 中国 | ※ | 灰分 | 28mg |
内容量 | 40g(2g×20包) | ※ | 炭水化物 | 1660mg |
賞味期限 | 2年 | ※ | ナトリウム | 1.51mg |
[お召し上がり方] ティーカップに 1 包分の顆粒を入れ、150cc のお湯に溶かしてよくかき混ぜ、お召し上がりください。お湯に溶かして飲むことにより身体が温まります。なお、熱湯には十分お気をつけて下さい。天然物を使用しておりますので色が変化することがありますが、品質には問題がありません。 [ 使用上の注意 ] 気虚、陽虚など、寒症のタイプには使用しない方がいいでしょう。乳幼児の手の届かないところに置いて下さい。原材料を参照の上、食品アレルギーのある方はお召し上がりにならないで下さい。体質や体調により、まれに合わない場合があります。その場合は使用を中止して下さい。開封後はお早めにお召し上がり下さい。 |